AIでWebデザイナー廃業?これからのデザイナーは「プロデューサー」になる

フォンくん

先生、たいへんです!AIで画像もホームページもすぐ作れるって聞きました。Webデザイナーって、もういらなくなっちゃうんですか?


ハッシー先生

いい質問だね。結論から言うと、Webデザイナーは廃業しないよ。ただ、仕事の中身はガラッと変わる。僕は「作る人」から「プロデューサー」になっていくと思っているんだ。

こんにちは、Forwardsの橋口です。この「教えて!ハッシー先生」では、Webやデザインにまつわる「ちょっと気になる」を、フォンくんと一緒にやさしくほどいていきます。最初のテーマは、いちばんよく聞かれるこの質問にしました。

AIで、作業はたしかに速くなった

まず正直に言うと、AIはすごいです。僕たちForwardsも、毎日のようにAIと一緒に仕事をしています。文章の下書き、レイアウトのたたき台、画像づくり、コードを書くこと。少し前なら何日もかかった作業が、いまは驚くほど短い時間で形になります。

このサイトで公開している無料ツールも、AIと一緒に作りました。「手を動かす作業」の多くは、これからもっとAIに任せられるようになっていくはずです。

フォンくん

じゃあやっぱり、デザイナーの出番はなくなるんじゃ……?


ハッシー先生

そこがポイント。AIは「言われたものを作る」のはとても得意。でも「何を作るべきか」「なぜそれがいいのか」は、決めてくれないんだ。

AIが決められないこと

AIにお願いすると、それらしいものはすぐに出てきます。でも、そのままだとどこか「AIっぽい」。きれいだけれど、だれの顔も浮かばない。だれにでも当てはまる言葉で、だれの心にも届かない。そんなものになりがちです。

理由はかんたんで、AIはそのお店の空気も、その園の先生たちの思いも、そのまちの人の暮らしも知らないからです。何を大事にしていて、だれに、どんな気持ちになってほしいのか。その答えは、いつも人の中にあります。

僕はもともと幼稚園の先生でした。子どもの言葉にならない気持ちを、表情やしぐさから受けとめる毎日でした。いまお客様とお話しするときも同じで、言葉の奥にある「本当はこう伝えたい」を聞きとるところから、デザインが始まると思っています。

これからのデザイナーは「プロデューサー」になる

では、AIの時代にデザイナーは何をするのか。僕は、作品全体の方向を決めて、AIや仲間をまとめていく「プロデューサー」の仕事が中心になっていくと考えています。具体的には、こんなことです。

  • 世界観を決める:色・書体・写真の雰囲気・言葉づかい。「この会社らしさ」を一本の筋として決め、ぶれないように守ります。
  • 演出とアニメーションを指示する:どの順番で、どんな速さで、何を見せるか。文字が一文字ずつ出るのか、写真がふわっと現れるのか。見る人の気持ちの流れを設計して、AIや作り手に的確に伝えます。
  • 品質を見きわめる:AIが出した何十案の中から「これだ」と選び、どこを直せば良くなるかを言葉にする。この目利きこそ、経験が生きるところです。
  • 人の声を聞いて、つなぐ:お客様、使う人、まちの人。それぞれの声を聞いて、ひとつの形にまとめていきます。

フォンくん

なるほど!作るのはAIにも手伝ってもらって、先生は「こっちに行こう」って旗をふる役なんですね。


ハッシー先生

そのとおり!映画の監督みたいなものだね。カメラを回す人がいなくても、何を撮るか決める監督がいないと、いい映画にはならないでしょう?

これから仕事をはじめる人へ

僕は専門学校でWebの授業も受け持っています。学生さんからも「AIがあるのに、デザインを学ぶ意味はありますか」と聞かれることがあります。僕の答えは「むしろ、いまこそ学ぶ意味がある」です。

AIにいい指示を出すには、いいものを見分ける目が必要です。配色、文字の読みやすさ、余白、だれにとっても使いやすいかどうか。基本を知っている人ほど、AIを上手に使いこなせます。道具が変わっても、「人に伝える」という仕事の芯は変わりません。

ハッシー先生

だからForwardsでは、色やアクセシビリティ、印刷のことなどを確かめられる無料ツールを公開しているんだ。基本を身につける練習にも使ってもらえたらうれしいな。

まとめ

AIでWebデザイナーが廃業する、ということはないと思います。変わるのは役割です。手を動かす作業はAIと分けあい、人は世界観を決め、演出を考え、品質を見きわめ、人の声をつなぐ。そんな「プロデューサー」になっていくはずです。

小さなまちの、小さな声を届ける。AIという心強い相棒が増えたいまだからこそ、僕たちはその声にもっと耳をすませていきたいと思っています。

フォンくん

ぼくもAIを使いこなす、未来のプロデューサーを目指します!

無料ツールの一覧を見る

「AIをどう仕事に取り入れたらいいか分からない」「ホームページの世界観から一緒に考えてほしい」というご相談も、お気軽にお問い合わせください。

ブログ一覧に戻る