チラシのQRが読めない!作り方のコツをハッシー先生に聞いてみた


先生、QRコードってネットの無料サイトで作ってチラシに貼れば終わりですよね?

作るだけなら一瞬だね。でも「印刷したら読めなかった」という声は、けっこう多いんだよ。

えっ、画面では読めたのに、紙だと読めないことがあるんですか?
QRコードの作り方ってなぜ大事?
こんにちは、ハッシー先生こと橋口陽二郎です。日野市でWeb制作の会社をやっていて、チラシやポスターづくりもよくお手伝いしています。そこでよく聞くのが「QRコードを載せたのに、お客さんのスマホで開けなかった」というお話です。
原因はだいたい決まっています。小さく刷りすぎている、まわりの余白に写真や枠線がかかっている、長いURLのせいでマスが細かくなりすぎている。どれも作るときに少し気をつけるだけで防げることばかりです。
作っているときは、パソコンの画面に大きく映ったQRコードを読むので、まず失敗しません。ところが紙になると、サイズが小さくなり、光が反射し、少し離れた場所から読むことになります。条件がぐっと厳しくなるんですね。
地域のマルシェのチラシ、園のおたより、福祉施設の案内。QRコードの先には「申し込みフォーム」や「予約ページ」があることが多いですよね。読めないQRコードは、せっかく興味を持ってくれた人をそこで帰してしまいます。小さな四角ですが、人と情報をつなぐ大事な入口なんです。

たしかに、読めなかったらぼくならあきらめちゃいます。
ツールの使い方
Forwardsの「QRコード作成」は、印刷で使うことを考えてつくった無料ツールです。登録はいりません。
- 中身を選んで入力する。URLのほか、テキスト、Wi-Fi、メール、電話番号のQRコードが作れます。Wi-Fiならネットワーク名とパスワードを入れるだけで、読み取った人がそのまま接続できます。
- 見た目を整える。QRの色と背景の色、まわりの余白、ドットの形(四角・角丸)、誤り訂正レベルを選べます。真ん中にロゴを入れることもでき、そのときは誤り訂正レベルが自動でいちばん強いHになります。
- 印刷サイズと解像度を決めて書き出す。何mmで刷るかと解像度(300〜1200dpi)を選び、PNGかSVGで保存します。印刷会社に入稿するなら、拡大しても劣化しないSVGがおすすめです。
作業はすべてブラウザの中で行われるので、入力した内容やロゴ画像が外に送られることはありません。
たとえばカフェやサロンの席に置く案内カードなら、Wi-FiのQRコードが便利です。長いパスワードを読み上げたり、打ち間違えたりする手間がなくなります。ただし載せるのは、スタッフ用ではなくお客様用(ゲスト用)のネットワークにしてください。メールのQRコードには件名も入れられるので、「イベント参加希望」のように決めておくと、受け取る側も整理しやすくなります。
誤り訂正レベルは、汚れや欠けにどこまで耐えられるかの強さです。Lは約7%、Mは約15%、Qは約25%、Hは約30%まで復元できます。屋外に貼るポスターや、折り曲げられやすいチラシなら少し強めが安心です。ただ強くするほどマスが細かくなるので、そのぶん大きめに刷りましょう。
ここがポイント
- 2cm角以上で刷る。名刺など小さなものでも、これより小さくしないのが安心です。ポスターのように少し離れて読むものは、もっと大きくしましょう。
- まわりの余白を削らない。QRコードは、まわりの白い余白まで含めてひとつのしるしです。デザインの都合で写真や枠線を寄せると、急に読めなくなります。
- URLは短いほど読み取りやすい。URLが短いとマスが大きくなります。長い計測用のパラメータがついたURLは、本当に必要か一度見直してみてください。
- 色は「濃いQR・薄い背景」に。色を変えられるのは楽しいところですが、QRと背景の濃さの差が小さいと読み取りにくくなります。ブランドカラーを使うときも、はっきりした差を残しましょう。
- 試し刷りを何台かのスマホで読む。機種によって読み取りの得意不得意があります。入稿前に、自分以外のスマホでも試すのがいちばん確実です。

ロゴを入れると読みにくくなったりしませんか?

ロゴは真ん中を少し隠すけれど、誤り訂正のおかげで読めるんだ。ただ大きくしすぎないで、必ず実物で確かめてね。
まとめ
QRコードは「作る」より「読める状態で届ける」ことが大事です。大きさ、余白、読み取りテスト。この3つを押さえるだけで、チラシから予約やお申し込みにつながる道がぐっと太くなります。
印刷物は一度刷ると直せません。だからこそ、入稿前のひと手間を習慣にしてもらえたらうれしいです。
僕は専門学校でWebの授業もしていますが、学生にもまず「実物で確かめよう」と伝えています。画面の上で完璧でも、使う人の手元で動かなければ意味がない。QRコードは、そのことをいちばんわかりやすく教えてくれる存在かもしれません。

次のチラシ、試し刷りしてみんなのスマホで読んでみます!
チラシ全体のデザインや、QRコードの先のページづくりで迷ったときは、お気軽にお問い合わせください。